フィリピンは南国なので、フルーツの種類がとにかく豊富です。日本では聞きなじみのないフルーツもたくさんあります。
ジャックフルーツ
フィリピンの人に「フルーツは何が好き?」と質問すると、ジャックフルーツ(jack fruit)をあげる人がけっこういます。
種類によっては50キロくらいまで巨大に育つそうです。
基本的には果実を食べますが、種もボイルして食べることがあり、「パンみたい」と言う人もいます。実際に食べてみないとよく分かりませんね。
消化に少し難があるため、あまり夜は食べないと聞きました。
ジャックフルーツは、同じフィリピンでも地域によって名前が少し違うようです。タガログ語ではランカ(langka)、ビサヤ語ではナンカ(nangka)とよばれるとか。
ウィキペディアによると、インドネシアやマレーシアでも「nangka」とのことで、隣国との歴史的なつながりを感じます。

マラン
主に産地のミンダナオ島周辺でポピュラーなフルーツです。見た目がジャックフルーツに似ているので、間違う人もいるとか。ただし、マランのほうが小ぶりです。
味はとても甘くておいしいと聞いていますが、多少においがあるとの情報もあります。
日持ちがしないため、流通が比較的むずかしいようです。価格の面でもミンダナオ島で食べたほうが安く食べられます。

ランブータン
ランブータン(rambutan)という毛が生えたライチのようなフルーツもあります。
実際、英語では「ヘアリー・ライチ」(hairy lychee)、つまり「毛深いライチ」とも呼ばれるそうです。
味もライチに似ているそうですが、「ライチは香りがあるけど、ランブータンはあんまり無い」と言う人もいました。

ランソネス
ランソネス(lanzones)は、ブドウのように房状に育つフルーツです。ただし、ランソネスのほうがサイズがずっと大きいです。食感はライチに似ていて、酸味が少なく甘いとか。

ポメロ
ポメロ(pomelo)はマレー半島原産の柑橘類で、文旦(ブンタン)の仲間です。グレープフルーツのように黄色とピンク色があり、味も少し似ているという声もありますが苦みはないそうです。
重さ500グラムから2キログラムと大きく育つフルーツで、皮もとても分厚いのが特徴です。
見た目ほど果実の部分は多くないようですね。ただサイズが大きいことは間違いないので、食べ応えはあると思います。フィリピンでは10月から1月ごろがシーズンのようです。

ドリアン
ドリアンについてフィリピンの人に聞くと、「ダバオ」という地名が必ずと言っていいほど出ます。ダバオを象徴するフルーツがドリアンなのだと思います。
フィリピン国内でも産地以外では、少し値の張るフルーツと聞いたことがあります。フィリピン人でも食べたことがない人がけっこういます。
ただ、食べたことはなくても「においが強烈」ということは広く知られています。

スターアップル
スターアップルはフィリピンでは「カイミト」(Kaimito)と呼ばれる、紫や緑色のフルーツです。
現地の人によると果肉は柔らかく少し「ネバネバ」しているそう。冷やして食べると美味しさが増すらしいです。

シュガーアップル
シュガーアップル(sugar apple)は、「アティス」(Atis)または「バンレイシ」とも呼ばれるフルーツで、パイナップルとバナナを合わせたような味とも言われます。多種で、種類によって形が違うらしいです。
現地の人によると、葉の部分をハーブのように煎じて飲むと喉の不調や鼻水に効くとか。種子には毒があるので避けます。

グヤバノ
グヤバノ(guyabano)は英語名をサワーソップ(soursop)といい、癌に効果があると噂されたりします。
葉の部分がお茶として飲まれたり、湿布にしたり傷につけたりして利用されます。グヤバノジュースも売られているそうです。

ドゥハット
ドゥハット(duhat)やロンボイ(lomboy)と呼ばれているようです。
ただし、「duhat」でネット検索すると果実についての情報が、「lomboy」で検索すると葉についての情報がヒットするような気がするので、少し意味が違うのかもしれません。
英語ではジャワプラム(java plum)と言うそうです。


マボロ
マボロ(mabolo)は、英語では「velvet apple」といいます。
フィリピンでもレアなフルーツのようですが、「でも、マニラにマボロの木が何本か植えてある場所があるのよ!」と地元の人が教えてくれました。その人によると「フィリピンのりんご」みたいなフルーツらしいです。
ただし表面には桃のような?産毛が生えていて、素手で触ると痒くなると言っていました。味は甘いのが特徴なのだとか。

イチゴ
ルソン島の高地などではイチゴを生産しているところもあります。
高地と言えど、南国フィリピンでイチゴを生産しているとはちょっと驚きでした。(生産量は少ないかもしれないですが、一部りんごも栽培されているらしいです。)
フィリピンの気候で簡単に育つフルーツは安いですが、イチゴのように高地でしか栽培できないようなフルーツは当然値段が高くなります。お財布事情によって、フィリピン国民が口にするフルーツの種類は違ってくるようです。
他に高価なフルーツとして、マンゴー、ブドウ、パイナップルなどがあるようです。価格は地域によりけりなので、一概には言えないかもしれません。

スイカ
スイカはタガログ語でパクワンとも呼ばれ、一部地域ではとても安いフルーツというイメージがあるようです。都市部ではそれほど安価でもないようです。

マンゴー
マンゴーは生産地のフィリピン国内でも人気のあるフルーツですが、国外の需要が高いためか、他のフルーツと比べると多少値が張るらしいです。

グリーンマンゴー
フィリピンでは、まだ熟する前の甘くないグリーンマンゴーも人気だそうです。
スライスして、アンチョビやシュリンプソースに付ける食べ方は初めて知りました。
植物学的な分類はさておき、フィリピンではアボカドもフルーツとして親しまれている面があるようです。砂糖を加えたアボカドジュースなる甘いジュースも、とても美味しいと勧められました。

バナナ
フィリピンのフルーツと言えばバナナを思い浮かべる方は多いと思いますが、実際にフィリピンの家庭で一番日常的と言えるフルーツも、バナナのようです。
フルーツをあまり食べないと言う地元の人でも、バナナだけは常備してあると言っていました。フィリピンでは一年中採れるフルーツです。



